ラフ・スケッチ

7月のラフ・スケッチ
「束ビーズから教わること」

  • 刺繍用の素材として

    フランスやイタリアで作られた古いアンティークミニビーズ(シードビーズ)
    長い年月を経ても、糸の部分が切れたりほつれたりせず保存できているものは
    ごく一部で、「束ビーズ」としてオンラインショップや浜田山のお店で
    ご紹介しています

  • 細やかな配慮

    2mm前後の小さいビーズを細い細い木綿糸に通し束ねたものを
    更にまとめて束ねているものが多いのですが、驚くことに
    それは手作業でされています。

    良く観察していると、ほどけないようしっかり束ねられているのに
    使う時は1本ずつ「スゥー」っと抜けて、残りはしっかり束ねられたまま、
    バラバラにならないんです。

    使う人がやりやすいように、最後まで綺麗に使えるように
    束ね方、結び方にとても細やかな配慮がなされていて驚きます。

  • ごく稀に付いている手書きのタグ

    仕分けなどのためにさり気なく職人さんが書いたと思われる数字や文字も
    美しく、姿や所作まで想像できて、ときめきます。

    折角なので、タグは出来るだけ着けたままお店に
    お出ししていますので、見つけた時はご注目を。

    束ビーズの整理をしながら“仕事に対する愛情”を教わりました。
    これからも大切に保管して、皆さまの元へ届けたいと思います。


    ◆「束ビーズ」